たぬきとくまの台所

平成生まれのアラサーのたぬきとくまの夫婦の台所

万能にして無敵。ねぎべーぜ。

今日のお題は表題のとおり「ねぎべーぜ」である。 まぁ要するに、ネギで拵えたジェノベーゼソースのことだ。 本当はこの絵の5倍くらい食べてます 最近、当家ではフードプロセッサーを導入した。そしてコイツをぶいんぶいん唸らせ、いろいろなものをみじん切…

大根葉の餃子がうまい件

「いやー大根葉は食べるものじゃないですうさぎの餌です」という方には本エントリは無用ですありがとうございました。 と冒頭から読者を選んだところで前置きを話していくけれども、先日、実家から大根の葉っぱがわさっと届いた。 くまの実家は家庭菜園をし…

「おだし塩」なる食いしん坊ホイホイについて

魅力的に”見える”んだけど、実際使うとなると困るアイテム、というのは台所用品や文具においてしばしば見られる、ようにくまは思う。 ~~塩、なんてその極みだ。抹茶塩とかカレー塩とか、お店で小瓶に入っているのを見るととても魅力的に見えるのだけれど、…

黄身の味噌漬け副産物;味噌クリームパスタ

以前のエントリで、卵黄の味噌漬けについて記した。 そしてその時、副産物として「味噌」が出ると延べたように思う。 この、日本酒で緩め、あまつさえ卵黄の成分や水分が出た味噌というのは、当たり前ながら使用後にもともとの味噌容器に戻す事ができない。…

食べる琥珀! 卵黄の味噌漬け!

なんだかいきなりシャレオツな(そうか?)タイトルから入ってきたけれども、まぁとにかく今回は、卵黄の味噌漬けなる料理についてなんやかんや言おうという回だ。 当家にこの概念を持ち込んだのは、筋肉料理人さんの(https://www.hotpepper.jp/mesitsu/ent…

風雲ぬかづけ録4:水気との戦い

不定期連載(?)風雲ぬかづけ録。その4回目は、ぬか床をこしらえ始めた人ならたぶん誰もが直面しているであろう「水分」に関するトピックです。 当家のぬか床担当管であるたぬき、ぬか床をかき回すたびに「ぬか床がみずっぽい」という問題に直面する。職場…

海苔の実力

海苔というものについて、特別ポジティブなイメージを持ったことがなかった。 「ウチは海苔を愛してやまないぞ!」という方が居たら申し訳ないが、長らくくまは海苔という食品について、海苔巻のときにつかう飯の土台というか、ラーメンの薬味というか、そう…

ワカモりワカモればワカモるとき

ワカモレ。ガガモレとかグゥァカモーレとか言うこともあるらしい。めんどくさいので以下ワカモレで統一する。 要するにアボカドディップである。メキシコ風の。テクス・メクス(テキサス・メキシコ)料理のなかでは、わりあい人口に膾炙しているタイプのやつ…

おそうめんバリエ:冷や汁

先日、某所より「もっとそうめんの話をかけ」というお声を頂戴したので、素麺の話もしていこう。もう9月になっちゃったけれども、でもまだ暑い日はあるわけだし。涼し気なものをサッとつくって、啜って、おしまいにしたい、そんな日だってまだあると信じる。…

夏と秋のあわいに、絶品つまみ。

もう夏も終わる。しかし夏が去ると同時に夏野菜が根こそぎ市場から消えていくわけではない。そして今は鮭のはしりである。いい感じに筋子が出回りだした頃合いだ。 そんな今だからこそできる映え映えなグルメを先日見出したので、ぜひシェアしたいと思う。 …

古参調味料:煎り酒

煎り酒。知ってますか。 それなりに料理をする方だったらご存知だろうと思う。日本酒一升と鰹節と梅干しで作る、江戸期の代表的な調味料だ。いまのように醤油が庶民みなに一般的に用いられるようになったのは割合最近の話であるようで、ソレ以前、醤油のよう…

風雲ぬかづけ録3 知られざる「雪室ぬか」編

前のエントリはこちら。 「ぬか漬け」としてカテゴリも作ってあるので、よろしければ合わせてご覧あれ。 さて、ぬか漬け概念が当家に導入され、イカス容器も仕入れ、しかしぬか床の培養には失敗してから約一年が経過した。 そんな折、たぬきは天下御免のオサ…

うまいぞ、すだちあゆ

気がつけばもう晩夏である。立秋はもうすぎてしまったので、暦の上ではもう秋だというのが信じがたい。しかし2週間もすれば9月になってしまう。 このことは、当家にとってちょっとした事件である。 鮎の時期が、終わるのだ。 もうこんな時期になってしまった…

夏、ひやしおでん。

当家としては、夏はおでんの時期であると信じる。 ーー「正気かお前」という顔をされた気がするな。 もうちょっと前後関係をお聞き願いたい。 夏は、「ひやしおでん」の時期だと信じる。「冷やす」。「冷やす」ことが大切です。これは何度でも主張していきた…

ピカールのパン食べ比べ

ピカールといえばクロワッサンである。 それはわりあい、人口に膾炙した事実であるらしい。「ピカール」「おすすめ」などでググってやると、まぁ十中八九は『クロワッサン』と出てくる。お店の方でもクロワッサンはプッシュされており、ピカール利用者のかな…

そうめんバリエ:白だし梅

夏はそうめんの時期である。 などとデカイ主語で雑に語るとほうぼうから叱られがちな昨今、いかがお過ごしでありましょうか。 先だって、昼飯にそうめんを茹でた。スーパーの催事でやってた「生そうめん」とかいう、干してない、棒状じゃないそうめんだ。40…

ローストビーフは自宅で焼ける

ローストビーフと聞くと、根がいなかっぺなのでむやみにテンションが上がる。 まごうかたなき「ハレの日の食いもん」であるローストビーフ。しかしあまりに「ハレの日」感が強くって、「あー今日の気分はローストビーフだなー」ってことはあんまりない。 し…

カマダの醤油もっと流行れ

めちゃくちゃ特定醤油メーカーのダイレクトマーケティングをしますが、カマダさんからは1円ももらっていないことを予め申し上げておきます。 さて、当家には2種類の醤油がある。 まず醤油。どうってことない普通の醤油だ。ヤマサの酸化しにくいパックのや…

ピカールという新概念の爆誕

nlab.itmedia.co.jp ピカールのクロワッサン、というものがあるらしい。 上掲のエントリでソレを知ったたぬきは、たいへん浮かれ騒いだ。 なにそれすてき! と舞い上がったが、しかし程なく盛り下がって外界に降りてきた。 www.picard-frozen.jp だいたいそ…

カレーは和風になるものか?

実家から飛来した長ネギが傷みかけていた。そしてたまたまひき肉が安い日だった。 長ネギ。ひき肉。 この2項目を入力したくまの脳みそは、速やかに答えを出した。 和風キーマカレーにしよう。 とはいえ。一般的にカレーは洋風の食い物である。 もちろん洋食…

トマトとポン酢が合う話 Feat.豆腐

タイトルだけでこのエントリに書きたいことが半分くらい終わったんですけど。 せっかくこのブログを開いていただいたのだから、もうちょっとマシなことを書いておこう。 2015年夏。「スタミナトマト」なるものがTwitterを席巻した(ような記憶がある)。 カ…

風雲ぬかづけ録2 野田琺瑯のヌカタッパー編

帰ってきたぬか漬け編。 たぬきのプロットをもとに、今回も更新してまいりますよ。 うまいぬか漬けを作りたい。 そう思ったら、「もみーな」という便利な商品がある。 とはいえ、もみーなは便利だが高くついてしまう。 日本古来のつけものは、こんなにランニ…

テレビめし:うにたまご

テレビでやってたアレを作ろう。 そう思うこと、自炊をする人ならだれでも一度位はあるのではないかと思う。 ただ「テレビでわざわざやるようなメシ」というのは大概にしてものすごく面倒とか材料がご家庭にないとかして、あんまり「おうちでできました」等…

サーモンは半生がうまい

くまは、グラブルを嗜む。ちょっとだけ。 ほとんど幽霊部員なのだが、うまい晩飯が作れると仲間内のチャットへ飯テロに赴く。 そんなグラブル方向からえらくこのブログを褒めていただいた。ありがたいことだ。そしてリクエストも頂戴した。「いつもテロって…

昆布は持て余さない 後編 おうち昆布締め

続き物の記事、冒頭何書くか困りますね。 前記事はこっち tnkmda.hatenablog.com です。 さて、板昆布はいいぞという話題の後半節は、昆布締めの話だ。 そもそもご存知ですか昆布締め。あれね、白身の魚を昆布で挟んで寝かすと昆布味が魚にうつってうまいっ…

昆布は持て余さない 前篇 つけもの

あなたの家に、突然昆布がやってきたとする。 あの黒くて平べったい海藻を伸ばして干した、カッチカチのやつである。 正直、多くの方は「えっなにそれ困る」と考えるのではないだろうか。 くまが考えるに、お料理ニュービーが対処に困る食材として、割合上位…

豚カレー、下茹でのススメ。

主に豚バラ。 ーーと、これで話が終わってしまってはわざわざパケット割いてこのエントリを読んでもらっている意味がないので、もうちょっとめんどくさい話をしよう。 肉類の下茹では、しなくてはならない。 これはアラサーになって当家がたどり着いた一つの…

ウミノ麺最強説

ウミノ麺。 そう呼ばれるおそうめんのバリエが、当家の夏の定番だ。 ご察しの良い読者諸兄はすでに気がついておられるであろう。ーーというか、あのそうめんをネタにしたブログエントリは枚挙にいとまがなく、当ブログで何番煎じであるかわからない。 しかし…

風雲ぬかづけ録1 「もみーな」はいいぞ編

たぬきの家にはぬか床がなかったらしい。 くまの家では祖母が専業主婦で、ぬか漬けは日常食であった。まぁそれはいい。 問題は、目下ずぶの素人ながらぬか漬けという底しれぬ沼に挑んでいるたぬきが、ぬか漬けというカルチャーの、まったくの門外漢であった…