たぬきとくまの台所

平成生まれのアラサーのたぬきとくまの夫婦の台所

ローストビーフは自宅で焼ける

 ローストビーフと聞くと、根がいなかっぺなのでむやみにテンションが上がる。

 まごうかたなき「ハレの日の食いもん」であるローストビーフ。しかしあまりに「ハレの日」感が強くって、「あー今日の気分はローストビーフだなー」ってことはあんまりない。

 

 しかしここで発想を変えて欲しい。

 ハンバーグを作るよりもむしろ楽なくらいの手間感で、自宅でローストビーフができるとしたらどうだろうか。

 

 もちろんこれにあたっては、それなりの分量のうしのかたまりが必要であるので、お気軽に「今日はローストビーフ!」などと言い出すのはお財布的にもおすすめはしない。

 しかし「できないからやらない」のと「できるけどやらない」のは別の話だ。

 今回のエントリを通して、皆さんの食卓に「ローストビーフ」という選択肢がアンロックされて、「良いことあったし今日はローストビーフ焼いちゃうぞう」みたいなことができるようになれば大変幸いだ。


 

 

 先入観をもって考えるならば、ローストビーフには、それはそれはでっかい牛の塊と、よいオーブンが必要だ。こいつに下味をつけ、炙り焼きにし、そぎ切りにして食うわけである。

 ちょっとデパ地下の良い肉屋へいくと「ローストビーフ用」などと銘打った肉塊がそれはそれはいい値段で売っている。ただこのエントリで詳解するレシピでは、ああいう肩肘張った、財布にクリティカルヒットな肉の出番はないので、あいつらのことは忘れてください。

 

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(こんなお高くなくたって大丈夫!)

 

 

 使いますのはなんでもないスーパーのブロック牛肉。肩ロースとかランプとかが、まぁまぁお手頃な値段で売っていると思う。売ってるよね?

 目安としてはこいつの300グラム以上500グラム以下くらいの塊を、たべたいだけの個数用意してほしい。うちはいつも二塊食べたいけど財布と冷蔵庫の順番待ちの都合から一塊で我慢しています。

 

 さて、レシピの紹介のほうは、既存のレシピサイトに譲る。

 

https://www.lettuceclub.net/recipe/dish/22464/

 

 みんなご存知、料理研究家コウケンテツさんのフライパンローストビーフレシピです。肉を焼く術は全面的に上掲レシピに準拠しています当家。みんな、まずは上掲「レタスクラブ」さんをチェックしてほしい。それで肉を焼くところだけ3,4回読んで欲しい。これは下ごしらえに含む(暴論

 

 さて、このレシピのなにがいいのか、というともう話は単純で

「フライパン一枚でローストビーフが焼ける」ことだ。

 オーブン。お帰りください。

 塊肉。そこそこのやつでけっこうですよ。

 

 食えねぇほど硬いわけじゃない肉の塊。あとフライパン。あと塩コショウ。あればタイマー。

 用意しなくてはならないのはそれだけだ。あとローストビーフソースについては、うちはめんどくさいのでモランボンとかキッコーマンのを買っている。

 

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 ワインとか醤油とかバターとか、あと肉を焼いた脂とか。そのへんを使って頑張りたい方には頑張っていただけば良いし上掲ブログでもそのように書いてあったと思うけれど、そこは一番、メシを作る側にとって負担のないようにしたら良いと思っている。

 

 工程全体として、肉の塊を室温に戻すのに1時間、焼き付けるのに15分弱、寝かせるのに1時間。時間はそこそこかかる。しかし15分弱の焼成さえ除けばあとは放っておくの工程だけなので、その間副菜とか野菜献立とか作っていれば良い。

 

 何度だって繰り返すが、上掲コウケンテツさんのレシピはお家で肉を焼く行為に革命が起きるくらいすごいので、ぜひみんなよんで実践してほしい。良いことがあった晩、お祝い事の晩におうちローストビーフ、どうですか。

 

 今回のエントリは、絶品レシピの開帳とか独創的な調理の提案とかではなくて、単なる既存レシピのキュレーションだ。正直に言うが新規性はぜんぜんない。

 ただこのブログは単純に、うちが作ってうまかったものをみんなに紹介する、そんなうまかったキュレーションブログ的な感じでやっていく。

 

 お料理ブログも隆盛を極め、クックパッドに代表される素人さんのお料理投稿サイトもたくさんある昨今、ちまたにはレシピが飽和していると思う。そのなかで実践してみてよかったやつを、せめて知り合いだけにでもシェアしたいというのが本ブログの本懐だ。

 

 飽きるか、ネタがなんにも無くなるまでは、今後も更新続けますので、よろしくお付き合いくださいな。