ピカールのパン食べ比べ
ピカールといえばクロワッサンである。
それはわりあい、人口に膾炙した事実であるらしい。「ピカール」「おすすめ」などでググってやると、まぁ十中八九は『クロワッサン』と出てくる。お店の方でもクロワッサンはプッシュされており、ピカール利用者のかなりの割合にのぼる人がクロワッサンを購入しているであろうことは想像に難くない。
しかし今回、当家的にはクロワッサン超えの新たなアイテムを掘り当てた。たぬきが友人のサジェストをうけて買ってきた、パン・オ・ショコラである。ほらパイ生地にチョコレート包んで焼いたやつね。
今回のエントリでは、この2つがうまかったよという話をしていきたい。
◎クロワッサンがお家で焼ける衝撃
クロワッサンは多くの人にとって買って食うもんだと思う。休日だからクロワッサンを焼きましたなどというのは、田園調布のセレブかなと思う。しかしピカールの主力商品(と勝手に認定)クロワッサンは、そんなセレブムーヴを可能にする画期的商品だ。
商品は、「あとは焼くだけ」。おなじみのクロワッサンの焼成前の状態で冷凍されている。8個だか10個だか、とりあえず偶数個入っているので、二人暮らし家庭である当家では取り分で揉めることはない。
180度に予熱したオーブンで30分焼いて、休ませること10分でサクサクのクロワッサンだ。なんにも特別なことはない、お家のオーブンで焼き放題である。
焼成前の倍くらいのサイズに膨らむので、相当の余裕をもって天板に並べてやらないとえらいことになるぞ。
サクサクでアチアチのクロワッサンを食べたことがありますかあなた。外サクサク、中もちもちで柔らかくて、たいへんいいものですよあれは。それが30分ちょっとあれば自宅で量産できるというのはたいへんなことです。おすすめ。
◎思ったよりチョコチョコしいパン・オ・ショコラ
今回の伏兵がこいつだ。
パン・オ・ショコラなどというシャレオツな名前をしているが、要するにクロワッサンの記事にチョコ巻いたやつである。見た目にもゴツゴツとチョコチップが突き出した「生のパン」の状態で冷凍してあるので、クロワッサンと同じように180度に予熱したオーブンで焼く。こいつの焼き時間は22分でクロワッサンより8分短い。
クロワッサンもパン・オ・ショコラも同時に食べたいという場合には、時間差をつけてオーブンに入れないと焦げる。
さておき、こいつを焼くとどうなるかというと、まぁ前提として膨らむので離しておいてください。そしてチョコはちょっと焼けて垂れる。
「ふぅん」である。感動は、特になく見えた。
ただこいつ、割ってやると中にチョコを隠し持っているのだ。チョコパンにチョコチップのトゲトゲがついている感じだ。
そりゃあパン・オ・ショコラなんだからチョコレートが巻き込まれているに決まっているのだが、食べてみると結構チョコ感がつよくて良い。
焼立てで温かいこともあり、「まぁチョコ味には違いないな」程度のヌルいチョコ感ではなくて、「チョコ沢山入れときましたから!」みたいな強い自己主張のあるチョコレート感をきちんと感じる。
クロワッサンが家で焼ける、と言うだけならまだしも、パン・オ・ショコラが家で焼けるとなるともう、お前んちパン屋かよっていう感じですよね。
まだ暖かいパン・オ・ショコラと冷えたアイスコーヒー。この時期の朝に、あるいはブランチに、最適じゃないですか?
甘いのが嫌だとかアレルギーがあるとかでなければ、パン・オ・ショコラの購入は大いにおすすめできる。
ーーとまぁこういった具合にて、ピカールの「クロワッサン」と「パン・オ・ショコラ」はたいそうおすすめだ。通販もあるので、興味があれば是非チェックしてみてください。